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2012年10月 8日 (月)

【ボードゲームレビュー】アグリコラ ★★★★

Agricola_1



評価:★★★★[4/4満点!](2人プレイでの評価です)

プレイ人数:1人~5人(1人プレイ・ソロプレイも可能)

プレイ時間:初回ルール読みながら2時間ぐらい。2回目以降は1時間ぐらいかな?


欲しかったゲーム。もちろんBGG(BoardGameGeek)のランキングで高順位につけているから、というのも理由だが、この温かみのある雰囲気にいざなわれて購入してしまった。やってみてビックリした。メチャクチャにおもしろいぞ、コレ。なぜ面白いのか自分でも良く分からないのに、面白い。なんなんだ・・・。

 

簡単なゲームの流れ

  1. プレイヤーは、14枚の特殊なアクションカードと家2つ、家族コマ2つでスタート。
  2. 資材(木やレンガ)を取ったり、畑を耕したり、家を増築したりする。
  3. 特定のラウンドで、作物を収穫し、家族に食糧を供給する。
  4. 全14ラウンドを実施したら、ゲーム終了。
  5. 作成した畑や牧場や家のグレードに応じて勝利点を獲得。最も勝利点の高い人が勝ち。

Agricola_2_zenkei

↑ゲームボード全景。A4サイズのボードを4つ組み合わせて(物理的につながってない)作る。各人の農場は別ボードがある。テーブルが、せまい・・・。


ゲームの総評

このゲームには色々な評判があるが、日本語で読めるレビューでも概ね評価は高い。そして購入を考える大きなキッカケとなったのは、BGGにおけるランキングの高さだった。


しかし、多くのレビューサイトで高い評価を得ながら、どうもすっきりとした「これが一番だ!」という感想があまりない点が気になった。


結局、最終的に購入を踏み切ったのは、次のような意見があったからだ。
「誰が作っても、同じような農場になる」。


人によっては、減点ポイントになるかもしれない。しかし自分にとっては、不思議と引き込まれるものがあった。ゴールは同じでも過程が異なる。自分はそういうのが好きなのではないかと思ったのだ。

Agricola_3_nojoboard

↑初回のソリティアプレイの結果。結構頑張ったけど、目標の50点に到達せず。

Amazonでの購入をしたはいいが、入荷が半月以上先だという。逸る期待を抑えきれず、様々なアグリコラのレビューを読んだ。中でも最も有名なあのレビュー『なぜ俺のようなアメゲー厨がアグリコラを愛するのか』も読んだ。夢中で原文でも読んだ。


高まる期待と反比例して、商品が届くまでに熱が冷めてしまうのではないかと心配になってきた。それほど面白くないかもしれない、と不安に感じ始めた。


半月後、ようやくアグリコラが到着してプレイして見たのだが・・・・。



お、おもしろい。これは、本当に面白い。そもそもルールブックを読んでいて、プレイする前に興奮した。(ここまで進んでから、ようやく家族コマが増やせるのか・・・、とか。とうてい15のスペース全部に畑や建物を建て切れそうにないぞ・・・、とか。ルールを知る過程で興奮したのは、プエルトリコやカタンでもあった。)
そしてプレイして、やられた。「しょ、食糧たりない・・・・」。この焦燥感がたまらない。まあ、この辺りの興奮は、先に挙げたあの「なぜ俺のような~」のレビューが最も的確に表現している。


ところで、このゲーム。自分はなぜこんなにも魅力的に感じたのか、その要素を挙げたい。


それは、「小さな目標」が分かりやすく提示されている、ということだ。まず何をするか、ワーカーである家族を増やす。これは誰でも思いつく目標だ。人間を増やさなければ話にならない、と。
でもう一つ必ず意識する目標は「食料の確保」だ。収穫フェーズに入るまでに、家族を養うだけの食料を確保しなければ餓死してしまう。この2つの目標になるべく誰もが気付くことができるように、伝わりやすいように、システムが作られている。そして、ここが巧妙だと思うのだが、どんなアクションを取っても、この2つの目標のどちらかに貢献する、とプレイヤーが納得できる、という点だ。だから、プレイをしていても不安にならない。無駄なことかもしれないと思う幅が、少ないのだ。
これらの2つの目標で、最初の方の手数は一杯になってしまうだろう。それ以外に打てる手は1~2手程度。有体に言えば、自由度は高くはない。しかし、この自由のきく手が1~2手程度、というのが、ちょうど自分にフィットしたのだと思う。


なお、個人的に重要だと思うのは、「何をしたらいいか分からない」というのがイヤなのではない、ということだ。そうではなく、「この世界における価値」が、何か分からないことがツライ、のだ。(この話は別途何かのコラム的なものを書こう)


いずれにせよ、アグリコラは凄いゲームだ。作り上げた農場が似たようなものになるって?いや、そこには最後に至るまでの「歴史」という無数の違いがプレイヤーには見てとれるはずだ。


最後に、アグリコラをプレイする上で快適になった道具を1つ紹介したい。このゲーム、細かく資材を補充したり、小さなコマを袋から取り出すのが面倒だった。しかし、100円均一でかったこの収納ケースが凄い便利。もはやアグリコラのためにあるもののような気さえしている。これで相当補充作業などが楽になった。

Agricola_4_case

↑百円均一でかったプラスチックの収納ケース。アグリコラの箱本体に、この収納ケースを入れてみたが、300枚あるカードまで納め切れなかった。うーむ、おしい。


追記(2012年10月19日):
海外で、『ストーンエイジ(StoneAge)』と比較したレビューがあったので翻訳してみました。拙いものですが、こちらの記事です。



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