【ボードゲームレビュー】3つの掟/三戒 ★★☆☆
評価:★★☆☆[2/4](6人プレイでの評価です)
プレイ人数:3~7人
プレイ時間:60分ぐらい
楽しい。「マネをする」というのは無条件に楽しい事なのだ。すごい発想でゲームを作るものだ。
簡単なゲームの流れ
- ①3種類の色の10本近くある木製の棒を、ボード上に立てる。
- ②プレイヤーのうち一人だけ、司祭役となり、山札からカードを4枚とって、その中の3枚のカードを掟として定める。(司祭役は順番に交代する)
- ③他のプレイヤーは、棒を1本だけ動かす間に色々な動作(手を叩くとか、踊るとか、歌うとか、茶色い棒を真ん中に移動させる、とか)を試す。
- ④司祭役は、各プレイヤーの動作を見て、事前に決めた3つの掟に従って得点を各プレイヤーに与える。
- ⑤次のプレイヤーは、前に実施したプレイヤーの行動を見て、得点の高い行動が何かを探る。最も得点を得た人が勝利。
ゲームの総評
パーティゲーム。面白い。プレイしている間、全員の笑顔が絶えないゲームだ。
落語に「本膳」という噺がある。行儀作法を知らない田舎者が、師匠の真似をして会食に臨むのだが、師匠の失敗した動作まで作法の一部だと思って真似してしまう、そんな笑い話。
司祭役の決めた掟が何か分からないので、偶々高得点を取ったプレイヤーの動作をみんなが真似して、奇妙な行動を取りまくる。それは怪しい宗教的儀式のようで、これがまた見事にこのゲームのテーマ(怪しい宗教団体、というテーマ)に合致する。
電力会社を作ったフリーゼのゲームと聞いて、すごいなあと思った。
とても楽しかったのだが、そりゃあ楽しいだろうよ、なんか卑怯だろこのゲーム、と思ってしまうくらい笑いの絶えないゲームだった。
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