【ボードゲームレビュー】ベガス ★★☆☆
評価:★★☆☆[2/4](5人プレイでの評価です)
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:45分ぐらい
ダイス振りとエッジの効いた楽しさ。
簡単なゲームの流れ
- ①8個のサイコロを各自振る。
- ②6か所のカジノがあり、各カジノはダイスの1~6の目に対応する。それぞれ賞金が掛けられていて、プレイヤーはどれかのカジノを1つ選び、出目のサイコロを置く。
- ③「5」が3個出れば、その3個を「5」に対応するカジノに置く。1回に1つの出目分だけ置ける。これをサイコロがなくなるまで、各プレイヤーが毎回サイコロを振りなおして繰り返す。全ての人が全てのサイコロを置き終わったら、1ラウンド終了。
- ④カジノごとに最も多くのサイコロを置いた人がそのカジノの賞金を獲得できる。ただし同じ個数分のサイコロを置いた人同士はバッティングとなり、賞金獲得の権利を失う。
- ⑤4ラウンド行って、最も賞金を稼いだ人が勝利。
ゲームの総評
よくよく考えれば運なんだけど、自分の選択というか、その責任が適度に自分にのしかかる。ルールだけ聞くと淡白な展開に思えるが、残りのサイコロが2個ぐらいになったときに祈る様と、サイコロ振り終わった後の落胆ぶりが実に楽しくて愉快。
インストも簡単かつとても楽しいゲームだ。こういうゲームを遊ぶと、「楽しい」の半分くらいは、「分かりやすい」という成分でできているんじゃないかと思ったりする。
これは本当に、初心者に優しい良ゲームだと思った。
このゲームに限った話ではないし、このゲームの評価とはあまり関係ないのだが、個人的に紙幣を模したコンポーネントというのが苦手だ。
苦手な理由は2つあって、1つ目は英語圏では日本語と数字の区切りが異なるという点。日本語だと1万ドルって言うけれど、英語ならTen thousand。点数計算する時って、英語圏の人なら、カンマより上の桁だけ足して、違和感なく点数を計算できる。稼いだ賞金が10万ドルなら、「私の点数は100(One hundred)よ」って。
ゲームだと結構1000ドルを超える単位でお金が出てきてしまって、頭の中で日本語のお金の単位に直して計算することになるので、その点が若干わずらわしい。
2つ目は、折角身近なお金という存在なのに、身近な感じがしなくなる点。100ドルが日本円でいくらなのか、ということが直観的に分からないってのは、ゲームを楽しむ上で損しているような気がしてしまう。「今回1億円も稼いじゃった」というのと「100万ドルも稼いじゃった」では、その現実からのぶっ飛び感みたいなものが異なってしまう。
まあ、「ベガス」というゲーム自体の評価とはほとんど関係ない、細かなことなんだけど。
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