【ボードゲームレビュー】フラッシュポイント ★★★☆
評価:★★★☆[3/4](5人プレイでの評価です)
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:50分ぐらい
バランスのとれた協力型ゲーム。
簡単なゲームの流れ
- ①各プレイヤーは消防隊員となって火災現場に立ち向かう。
- ②ボード上には発生した火災と救助を待つ人のコマが置かれる。
- ③各プレイヤーは自分に与えられたポイントを消費して、自分の操る隊員コマを移動したり、消火を行う。
- ④各プレイヤーの行動後、サイコロを振って、火災がどの部分に延焼したかを決める。
- ⑤ある一定上の被害が出る前に、規定人数以上を救出できたら、勝利。
ゲームの総評
与えられるアクションポイントが4ポイントであるので、パンデミックをやったことがある僕にはかなりすんなりとゲームに参加することができた。
面白い。やっぱり協力型ゲームはいい。無理やり残念な点を挙げるとすると、今回無事「勝利」してしまった、という事実だ。できれば協力型ゲームの1回目は、ギリギリのところで負けれると面白い。また日を置いて再挑戦したくなる後味が残った方が、楽しいような気がするからだ。
とは言え、勝利できるとうれしくなってしまう。
フラッシュポイントの各要素は、前述のアクションポイントだけでなく、そのままパンデミックのメカニクスに対応する部分も多い。火災による壁の破損は、アウトブレイクに対応するだろうし、消火活動は、ウイルスの駆除に対応する感じだ。
パンデミックとはテーマからして全く別物であるので、もちろん異なる部分も多い。最も大きく違っているなという印象を持ったのが、救助という要素だ。
火災現場に残ってしまった人を救い出し、救助者を家の外まで連れ出すことがこのゲームの主な目的だ。しかし、救助者を連れていると移動が遅くなってしまう。
傷ついた負傷者を肩に担いで、たくましい隊員が炎の荒れ狂う家の中から、苦しそうに這い出る、という映画のワンシーンが再現できる。この救助者と命を共にするかもしれない恐怖と興奮が、ちゃんとボードゲームとして再現されている。ステキだ。
あと役割の違いがかなり明確であるという点。これは、毎回の行動が役割によって決まってきてしまう、という副作用もあるかもしれない。しかし、今回プレイした限りでは、この役割の違いが明確であるため、むしろ、ゲーム全体がとてもピリッとした印象になっているように感じた。
ただ、テーマとしてはパンデミックに軍配が上がる。なんにしても賭けているのが全世界の人類の命だ。しかしフラッシュポイントは、一人ひとりがヒーローになりやすいという長所がある。その人しかできない活躍の場がちゃんと用意されていて、プレイの主体が曖昧になりやすい協力型ゲームの欠点をフォローしている。
バランスのとれたみんなが楽しめる協力型ゲームの秀作だと思う。
評価★★★☆とした理由……とても楽しいのだが、なんにしてもパンデミック(満点★★★★)は苦労の末クリアできたという特別な体験がある。これはあくまで僕の体験であり、個人的なものだ。そうした普遍化しようのない要素を評価に際して考慮することはいかがなものか、と考えないではない。しかし、現に感じたことを今はこのBlogで書いていきたいと思う。自然、パンデミックと差をつける意味でこの評価とした。もちろん、フラッシュポイントも良ゲームであることは間違いない。
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投稿: 日本最高級激安高品質 | 2019年5月22日 (水) 12時13分