【ボードゲームレビュー】街コロ ★★☆☆
評価:★★☆☆[2/4](4人プレイの評価です)
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30分ぐらい
冷静と情熱の間。
簡単なゲームの流れ
- ①各プレイヤーは、手元の場に麦畑1つと牧場1つを持ってスタート。
- ②手番ではサイコロを振り、出目の数字と同じ番号の施設から収入を得る。
- ③施設によっては、出目によって特殊な効果がある場合もある。
- ④収入により資金を増やして、施設をどんどん建てて、収入をさらに増やす。
- ⑤特殊な建物(駅、ショッピングセンターなど)が4つあり、その4つの施設を一番早く建てた人が勝ち。
ゲームの総評
魅力的なイラスト。キャッチ―なコンセプト。親しみやすいテーマ。なんとも手に取りたくなるゲームであり、以前からずっとプレイしたいと思っていた。ここまで第一印象だけで「欲しくなる」ゲームというのも中々ないのではないかと思う。
ただ、周りから聞こえてくるゲームとしての評判は今一つだ。運に依り過ぎている、勝つための手順が固定化しがち、戦略の幅が狭い。そんな話をプレイする前から耳にしていた。実際にこれらがどうだったのか。結論としては、その通りかもしれないなあと思う。
しかし、今回初めて街コロをプレイして「とにかく快感度が高いゲームだ」と思ったのも本当だ。適度にサイコロが振れて、適度に拡大再生産が感じられて、適度に選択を迷うこともできる。結構、ゲームプレイ全体が軽やかな快感に満ちていて、プレイ自体は文句なく楽しい。
意外だったのは、自分が独自に作り上げてきた町並みを見ても、箱庭的な所有している感覚が薄いところ。段々とサイコロを振って自分の街から収入を得ることに興奮を感じなくなる。収入が得られることが当たり前すぎて、ゲーム開始当初に感じていた興奮もすぐにフラットになり、冷静にゲーム展開を追う格好になる。デカい金額が時々得られるので、その瞬間は、ビクン!と楽しさが増幅するのだけど、すぐにサイコロを振る簡単なお仕事に回帰していく。
こんなにもカラフルでバラエティに富んだ街が形成されているのに、不思議と平べったい印象だ。
それでも、このゲーム、手にする度、目にする度にやっぱり欲しい気持ちがムクムクと湧いてくる。できれば拡張セットも含めてほしい。手に入れたい欲求をクリクリと刺激してくる、そんな商品として手を出したくなる魅力に溢れていることも確かだ。
これだけ欲しくなる理由の一つとして、これが遊ばれているシーンというのが、とてもイメージしやすいということがあるだろう。家族と、親戚と、友人と、あらゆる場面で活躍してくれそうな街コロ。なんかそばにいて欲しいゲームなのだ。街コロの持っている可愛らしいイメージとは少し違う、骨太な魅力はその有用性にこそあるように思う。日本人が抱くボードゲームに期待すること、それに応える便利さを持っているのではないか。
冷静なゲームプレイと所有したくなる情熱。どこか不思議な感覚だ。
評価★★☆☆とした理由……面白いし、欲しくなるゲーム。でも、ちょっと値段が高いかな、という印象。もう少しゲームとしての奥行きが欲しい感じ。(ただし拡張入りを未プレイなので、拡張入れたら印象が変わるかもしれません)
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