【ボードゲームレビュー】マンマミーア ★★★☆
評価:★★★☆[3/4](4人プレイの評価です)
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:30分
パーティにはピザ。
簡単なゲームの流れ
- ①手札から窯(共通場)にピザの材料カード、もしくはピザのレシピカードを突っ込む。
- ②窯に突っ込むたびに、山札から材料カードかレシピカードを手札に補充する。山札が全てなくなったら、ピザ作成フェーズに突入。
- ③ピザ作成フェーズにでは、窯に突っ込まれた材料カードを順番にめくる。時折レシピカードが現れる。
- ④レシピカードが出たら、それまでにめくられた材料カードでそのレシピ条件を満たせれるかを判定する。満たせたら、そのレシピを出した人が勝利点を獲得する。
- ⑤上記の流れを3回繰り返し、最も勝利点が高い人が勝ち。
ゲームの総評
びびった。超名作だ、これ。なんなんだこの楽しさは。ルールを理解した瞬間の興奮は異常だった。やっぱりウヴェさん凄いな。
なにより、よく分からなくてもゲームが進む。楽しくて材料をぶち込んでしまう。なんかピザ占いでもするかのように気楽にゲームに参加できる。ピザができたらラッキー。今日はいいことあるかも。ラッキーアイテムはサラミです、みたいな。ただただ楽しい。
マンマミーアは妙に包容力がある。システムとしては記憶ゲームである。みんながどんな材料を入れたのかを覚えていれば勝てる。トランプの神経衰弱をはじめとする多くの記憶ゲームはこの「覚えていれば勝てるのに」というストレスとの戦いだ。大人になればなるほど記憶ゲームは辛くなってくる。事実、おっさんになると小学生に記憶ゲームでは勝てなくなってくる(正月に神経衰弱を遊ぶ親戚の子供たちの強いこと強いこと)。で、僕たち大人は余裕ぶってこう言うのだ。「世の中、記憶すれば良いってもんじゃない」と。
本当は悔しい。記憶できなくて悔しい。だからこそ記憶することよりも、思考したり戦略を立てたりすることの方が高度なことだと思いたくて、その方が立派なことだと思いたくて余裕をかます。なめんなよと。
そんな大人にとってオアシスとなる記憶ゲームがマンマミーアだ。覚えきれないことを受け入れてくれる。覚え切れなくても楽しいゲーム展開。記憶力が衰え、覚えられなくなった大人も優しく包み込んでくれるマンマミーアは、確かにそのタイトルのとおり、お母さんのように温かみのある記憶ゲームだ。
評価★★★☆とした理由……楽しい。みんなで集まって遊ぶことに意味がある。ぐちゃぐちゃになることがゲームの楽しさをそのまま支えている。惚れるシステムだと思う。
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