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2013年12月22日 (日)

【ボードゲームレビュー】ラミーキューブ ★★★☆

Rummikub_01

評価:★★★☆[3/4](4人プレイの評価です)

プレイ人数:2~4人

プレイ時間:20分


古くても輝く。

簡単なゲームの流れ

  • ①1~13の数字と色を持つタイルがマージャンのようにある。最初、各プレイヤーは14枚のタイルを持つ。
  • ②連番もしくは同じ数字で3枚以上のセットを作ると、そのセットを共通場に出せる。
  • ③共通場に出ているセットに対して、3枚以上の連番 or 3枚以上の同じ数字という条件さえ満たせば、そこに付け加えるように手札から新たにタイルを出すことができる。
  • ④また共通場にあるすべてのタイルは条件さえ満たせば自由に組み替えることができる。
  • ⑤一番早く自分のタイルを全て共通場に出した人が勝ち。

Rummikub_02


ゲームの総評


プレイ開始した直後の印象は「古いゲームだなあ」ということだった。このプレイヤーへの媚が一切ない突き放した感じ。長考しようと思ったらいつまで長考できそうなシステム。そんな点から「古いな」という印象も抱いた。しかし同時に感動もしていた。ルールを聞いてワクワクする感じは圧倒的だ。

そして、実際にプレイしてみてもホントに面白い。脳みそが焼ききれる快感。ラミーキューブが魅力的なのは、ルールを聞いたばかりの初心者でも、すぐにキモチよくなる場面に遭遇できるところだ。

このゲームを「奥が深い」と言っていいのかは悩む。いや、もちろん奥が深いのは深いだろう。なんと言っても世界大会で、本気でやっている人も大勢いるゲームだ。そんな大会では凄まじいまでの順列・組合せの頭脳戦が繰り広げられていることだろう。ただ「奥が深い」という言葉では、ラミーキューブの魅力を上手く伝えられないような気もする。なんというか、もっとラミーキューブの魅力は荒々しくて、野生的な感じがするからだ。

僕にとってこのゲームの快感はとても麻薬的なものだった。ボードゲームという趣味を薬物中毒のように喩えることはよくあるけれど、例えば「カタンが麻薬的な面白さか?」と言うと少し違うように思う。もっとこうヌボーッとした面白さというか、息の長い楽しさというか。少なくとも刹那的にトランスする感じではない。

しかしラミーキューブには明らかにトランス系の面白さがある。繰り返しやっていくうちに数字と色の幻惑に苛まれて、フラフラとするような快感に溺れる。快感が凄く身体的で、有無を言わさぬ力強さで僕に迫ってくる。この暴力的な感じが凄い。ラミーキューブはある意味スポーツのようなゲームだ。

しかも、どんなにコテンパンにやられても「次はもっと上手くやれそうな」気にさせてくれる。どう考えたって毎回負けてるのに「次は上手くいけば勝てそう」に思う。この引きずられる感覚を味わうと、次もやりたくなってしまう。とはいえ、このゲームに重要なのはリズムではないかと思う。おそらく他のプレイヤーとの間で合奏するように、お互いのリズムが合うことが重要だろう。まさに気の合う仲間と一緒にPlayするためのゲームだと思う。


評価★★★☆とした理由……抜群に面白い。しかも1試合短い。だから何回もやりたくなってしまう。根をつめるタイプには、ある意味、危険な代物だと思う。ただ慣れないうちは、1ゲーム終わると結構疲弊する。

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