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2014年8月17日 (日)

【ボードゲームレビュー】漢コレ! ★★☆☆

Kankore_01

評価:★★☆☆[2/4](5人プレイの評価です)

プレイ人数:4~8人

プレイ時間:30分


さすがの安定感。


簡単なゲームの流れ


  • ①漢字のツクリのカードを各プレイヤーは手札として持つ。
  • ②漢字のヘンのカードを共通場に何枚か置く。
  • ③自分の手札と共通場のカードを見比べ、何か新しい漢字を思いついたら共通場のカードを取る。
  • ④作り上げた新しい漢字を発表する。
  • ⑤面白いと思う漢字を作った人はポイント。最もポイントを稼いだ人の勝ち。

Kankore_02

Kankore_03



ゲームの総評

この名前を見たときに、不思議な気持ちになった。当然誰でも、「あー、漢コレね、漢コレ。ふんふん。なるほどね」と思うわけで、なんというか、その直球に一瞬どう反応すればいいのか悩みそうになる。とは言え、この「漢コレ!」については、おそらく多くの人が不思議と嫌なモノを感じなかったのではないだろうか。


そのまんま過ぎて、清々しい。もっとこう茶目っ気というか狙ってる感があれば(いや、あるんだけど)、そのセンスに嫌味を言うこともできるだろう。だが、「漢コレ!」は謎の男らしさで朴念と佇んでいる。「艦これブームに乗っかりやがって!」というツッコミを無効化する素朴さがある。あまりに寡黙なので、こちらも妙に真面目になってしまう。箱を見つめているうちに、堅実でステキな作品のように思えてくる。


箱の中には、これまた飾り気のない紙の板が詰め込まれている。切りっぱなしというのか、「厚紙を切って作りました感」が満点なのだが、その手を掛けていない感じが、とにかくいやらしさがない。なんか段々と悔しくなってくる。


当然この「漢」は漢字の「漢」であろうが、「おとこ」の「漢」でもあるんだなあ、とか、こうやって真面目にコメントしたりすると、一言目から恥ずかしい気持ちになる。何にせよ遊んでみると、これが意外に面白い。僕は、こういう発想系のゲームが苦手で、面白い答えが全然思い浮かばなかった。けれど、ヘンとツクリのカードを並べたり選んだりするだけで結構楽しくなってしまう。「漢字っていいものだな」なんて能天気なことを思ってしまったりする。なんかバカゲーに諭されてしまったようで、とにかく悔しい。


つまりその、限りなく同人ゲームではあるのだけれど、奇跡のような作品だとも思う。分かってやっているのに、分かっていると最後まで言わない雰囲気は、流石だ。こういう「誰もがやりそうだと思ってやらないこと」を(ある意味)最高の形でできている「漢コレ!」を見ると、「ベストフレンド」がまぐれの作品ではなかったのだと改めて思う。



評価★★☆☆とした理由……普通だ。ゲーム内容も想像の域を出ない。しかしなんか素敵なゲームだと思う。もしかしたら10年後も、こっちの「漢コレ」の方が生き残っている、なんてことさえ想像したりする。

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