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2014年9月14日 (日)

【ボードゲームレビュー】想像と言葉 ★★☆☆

Imagine_word_01


評価:★★☆☆[2/4](7人プレイの評価です)

プレイ人数:3~12人

プレイ時間:45分


コンポーネントの力。


簡単なゲームの流れ


  • ①袋にはタイルが大量に入っている。タイルには言葉が1つ書かれている。
  • ②タイルを3枚取り、その3つの言葉から連想される言葉を各自が書く。
  • ③親だけは、2つの言葉を書く。
  • ④全員の書いた言葉を公開して、同じ言葉を書いた人同士はポイントを獲得できる。
  • ⑤最も多くのポイントを取った人が勝ち。また、ポイントとは無関係に面白い言葉を連想した人には想像王の称号が送られる。

Imagine_word_02



ゲームの総評

むき出しのゲームだ。箱もなく、袋に入れられて販売されたその形状と同じように、そのゲーム自体もまた「むき出し」だと感じた。


3つの言葉から新たな言葉を連想する。その言葉が他の人が連想した言葉と合致したらポイントになる。とてもシンプルすぎてなんとも言えない。特徴的なのは想像王というコマだろう。たとえポイントにならなくても、「面白い!」と思える言葉を連想した人には想像王のコマが与えられる。このコマは勝ち抜き制度になっており、より面白い言葉を連想した人へと、次々と想像王のコマは移っていく。


このゲームのまず面白いところはコンポーネントだ。コンポーネントは2cm四方程度の小さな長方形のタイル。表に言葉、裏にはその言葉を連想させるイラストが遠慮がちに描かれている。この裏の図柄は、高級チョコレートのようにも見える。このコンポーネントが美しいので、不思議と触っていたくなる。手でもてあそびたくなるコンポーネントというのはステキだ。


ゲーム自体が面白いかというと別にそれほどでもない。まあ、人としゃべること自体は当然面白いので、そういうコミュニケーション的楽しみはある。ただ、このゲームをプレイしていると、「こうしたらどうかな」とか「こういうルールにしようか」なんて言葉が自然と口をついて出そうになる。このゲームは、ゲームをより面白いものにするためにはどうするか、それを考えるための原石のような存在だと感じた。別のゲームを生み出す発生装置としてのゲーム、といった感じだ。「面白いって何だろう」と考える事は確実に「面白いこと」かもしれない。


想像王のコマなどは、勝利というゲームにとって重要な仕組みから明らかに外れた要素としてあえて組み込まれている。このコマを付加することで、ゲームが開いたものになる。場合によっては、勝敗を争うのではなく、想像王を争う展開になることもあるだろう。「想像と言葉」はそういうゲームの「外」に出ていく危うさを積極的に促そうとしているように思う。


「さあやるぞ」と気負いとともに向かい合うゲームがある一方で、「想像と言葉」のように他人と一緒に佇むためのゲームというのもある。このゲームは、同じテレビ番組を他人と一緒に見るような感覚で付き合うのがいい。リビングに置いてあっても素敵かもしれない。



評価★★☆☆とした理由……なんというか、そんなに面白いわけじゃないけど、仄かに楽しい。めちゃくちゃ面白いのではなく、そうした仄かな楽しさが適した場面というのもあるだろう。また、モノとして素敵なので、所有したくなる作品。

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